新鮮村美濃白川のこしひかり
美味しいお米を作る条件
新鮮村で作られているお米
標高400~500mの山間部で育てられているため、 昼間と夜間の気温差が10℃以上あります。そして、稲が生長するあいだの最適気温は25℃前後ですが、この地域は最適温地域です。また、熱帯夜が多いと食味が悪くなりますが、この地域では、ほとんど 熱帯夜が無く 食味が良いお米が取れます。
尾城山(1,133m)を水源とする佐見川の自然で栄養成分が多く含まれた水。森が作り出す有機物の溶け込んだその水が流れ込む山奥の田んぼで取れたお米の美味しさは他の田んぼとは別格です。山間部、 新鮮村美濃白川で育てているお米、 地形、 気温、 水、 それらの 利点が相乗効果をもたらしておいしいお米ができあがります。
特別栽培米(尾城山) ・・・・・・ 岐阜クリーン30%基準水稲栽培(佐見さざれ)
化学合成農薬、化学肥料を(尾城山)、50% ・(佐見さざれ)30% 以上削減して作ったお米です
はさがけ天日干し 特別栽培米 (尾城山)化学合成農薬、化学肥料を50 %以上削減して作ったお米です
お米は稲刈りした後の籾に20%位の水分が含まれています。稲を、はざ、に吊るすことにより自然の太陽と風によってゆっくり乾燥させます。玄米の最適水分含有量は、約16%ですその数値まで下げる必要があります。
刈り取られた稲はまだ生きていて 稲の根からの油分、栄養分、甘み、が最下部の米粒へ降りてゆき、更にゆっくり乾燥させることにより、お米の表面{のり層}を壊すことなくお米本来の 風味や 旨みが増したお米となります。
また、 ゆっくり乾燥させるため 急激な乾燥とは違い お米が ひび割れしにくくふっくらとしたおいしい炊き上がりになります。
天日干ししたお米は自然乾燥で、一斉に均一に乾燥させてしまう機械乾燥とは違い、お米一粒一粒をみても良く乾いている状態の米粒もあればそこまで乾燥してない米粒もあります。そしてそれが総合的においしい食感になります。
天日干し米の美味しさは、格別で、銘柄の違いなどは、問題にならない、とまで言われています。
はさがけ天日干しの作業は、手間ひまかけるぶんだけ 生産者の愛情が詰まった美味しいお米が出来上がります。
精米したてがおいしい
お米は、つきたて(精米したて)程おいしいと言われます。
それは、精米した時から少しずつ脂質の酸化が進み、日が経つにつれて美味しさが、おちてしまうからです。
美味しいご飯を味わうためには、銘柄も重要ですが、鮮度も更に重要です。
精米してから、美味しく食べられる期間
新米の季節から3月頃まで | ・・・・ | 1.5~2ヶ月 |
4~5月頃 | ・・・・ | 1ヶ月 |
6~7月頃 | ・・・・ | 3週間程度 |
8月~ | ・・・・ | 2週間程度 |
おおよその 目安です |
保存方法
お米も 生鮮食品といっしよで 低温で保存すると鮮度が保たれます。
一番良い保存方法は よく洗い乾かした ペットボトル、タッパー、 などに入れて冷蔵庫の野菜室に入れるとよいでしょう。 冷蔵庫に入りきらない場合{温度が低い、湿気が少ない、直射日光が当らない}場所に保管してください。
米びつを使用する場合、お米の継ぎ足しを避け、使いきってしまい、中をよく拭いてから新しいお米を入れてください。
昨年とれたお米 22年産こしひかり
財団法人 日本穀物検定協会にて提出したお米 *尾城山 *佐見さざれ を
成分分析と食味試験をしていただきました。
提出したお米 *尾城山 *佐見さざれ を検査していただいた結果
食味試験 | 総合評価・・・・・・・・A 相当品 |
基準米よりも |
特A 相当品:特に良好のもの A 相当品:良好のもの A' 相当品:おおむね同等のもの B 相当品:やや劣るもの B' 相当品:劣るもの |
*尾城山 アミロース 16.4% たんぱく質 5.5%
*佐見さざれ アミロース 16.5% たんぱく質 5.2%
アミロース | 17~19% 粘りが強い(優良米) 20~21% 粘りがある(普通米) 22~23% パサパサ |
たんぱく質 | 数値が高い 硬く 旨みが落ちる 数値が低い やわらかく 旨みが増す 平均6.8% たんぱく質が少ないお米は炊き上がりがふっくらとしたご飯になる |
以上のような結果がでました
過去の成分分析結果はこちらこしひかりメモ
昭和31年福井県で作出、粘りが強く、味、つや、ともに優れ、言わずと知れた、人気銘柄 北陸から関東以西で、広く栽培されている。
こしひかりの特徴
人気、生産量、ともに日本一のこしひかり 全国でいろいろな銘柄のお米が、栽培されていますが、その中でも、こしひかり、が3分の1以上を、占めています。
それは、お米の判断基準、おいしいお米の成分バランスが整っていることが要因だと思われます。お米の成分 アミロースとアミノペクチン、これは、でんぷんの主成分であり、アミロースとアミノペクチンは、反比例の関係にありアミロースの割合が低いほど粘りがあり、おいしい食感となります。
こしひかりには、この粘りがあり、この粘りの膜が、ご飯を保湿するため、冷めても硬くなりにくく、おいしさを保っているわけです。 新鮮村美濃白川でとれた、20年産米の、食味検査結果データーからも、アミロースの含有量が少ない、ということで、美味しいお米であることがわかります。
おにぎり、が美味しい理由もそのひとつです
パサパサのご飯の場合、形を整えるためしっかり、にぎると、中のお米まで つぶれてしまいますが、こしひかりは、特徴でもある、程よい粘りがあることで、軽くにぎっただけで、形がくずれず、
中身は米粒そのままの形で、存在します。それが、ほかほかの、おにぎりは もちろんのこと、冷めても、 おいしく味わうことができる理由なのです。